Shizuoka
静岡県

静岡県の日本酒
静岡県は日本のほぼ中央にあり、東西に約155km延びる県です。静岡県酒造組合の会員は27社です(2026年9月現在)。2023年11月には、日本酒の産地名を守る制度(地理的表示)に「静岡」が指定されました。その条件は、「淡麗で穏やかな旨味」をもつ「きれいで丸みのある酒質」です。香りはバナナを思わせる穏やかなものが基調で、吟醸酒(米の外側を4割以上削り、低い温度でゆっくり発酵させてつくる日本酒)では、メロンのような果実の香りも加わります。
この味わいを支えるのが水です。富士山や南アルプス(赤石山脈)に蓄えられた水は、大井川や安倍川などの川となり、やがて伏流水や湧き水になります。これらは総じてミネラルの少ない軟水です。酒造りの担い手には、志太(しだ)平野を本拠とする杜氏(とうじ。酒造りの責任者)の集団「志太杜氏」があり、冬でも温暖な気候に合わせた造り方が今も受け継がれています。
味の方向を決めたのは酵母(発酵を担う微生物)です。昭和50年代に、県の試験場の河村伝兵衛(かわむら でんべえ)氏が中心となって「静岡酵母」を開発しました。1986年の全国新酒鑑評会では、出品した21蔵のうち10蔵が金賞を受け、静岡県は「吟醸王国」と呼ばれるようになりました。米では、日本酒造りに向いた米(酒造好適米)として県が「誉富士」を開発し、2009年に品種登録されています。
酒蔵の地図
市区町村ごとの酒蔵(点の大きさが蔵の数)注目の酒蔵
- 磯自慢酒造焼津市
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