Nara
奈良県

奈良県の日本酒
奈良県は近畿地方の内陸にある、海に面していない県です。2024年7月から2025年6月までの1年間に、県内の26か所で日本酒がつくられました。奈良市の正暦寺(しょうりゃくじ)は、「日本清酒発祥の地」と呼ばれる寺です。室町時代の正暦寺では、麹と、もろみ(発酵中の日本酒のもと)に加える米の両方に白く磨いた米を使う「諸白(もろはく)」造りや、酒母(しゅぼ。発酵を始めるもと)の原型である「菩提酛(ぼだいもと)」造りが行われていました。
正暦寺では今も毎年1月に菩提酛の仕込みが行われ、県内の7つの蔵元がこの酒母を持ち帰って日本酒を醸しています。その日本酒は、寺の福寿院(ふくじゅいん)で販売されています。仕込みの日に開かれる「菩提酛清酒祭」では、有料で日本酒の試飲が行われます。2027年は1月9日に開かれる予定です(2026年10月現在)。桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)は、祭神が酒造りの神としてあがめられてきた神社です。毎年11月14日には「醸造安全祈願祭(酒まつり)」が開かれ、前日の13日には、拝殿などに掛かる直径約1.5mの大きな杉玉(杉の葉を球の形に束ねたもの)が新しく掛け替えられます。
米では、県の農業研究開発センターが育てた「なら酒1504」が、県が育てた初めての稲の品種として2024年に品種登録の出願をされました。奈良県酒造組合はこの米の愛称を「奈々露(ななつゆ)」とし、県内で収穫したこの米を使って組合の16の蔵が醸した日本酒が、2025年4月5日に発売されました。県内では、奈々露とともに「露葉風(つゆはかぜ)」も日本酒の原料に使われています。
酒蔵の地図
市区町村ごとの酒蔵(点の大きさが蔵の数)注目の酒蔵
- 油長酒造御所市
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