コンテンツへスキップ

Kumamoto

熊本県

阿蘇市一の宮町の田を高い所から見下ろした眺め。水を張った田や苗の伸びはじめた田が、農道と用水路に区切られて碁盤の目のように広がる
阿蘇市一の宮町の田。阿蘇のカルデラの中に、水を張った田が広がります(6月)。Raita Futo / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

熊本県の日本酒

熊本県は九州のほぼ中央にあり、北東に阿蘇山(あそさん)がそびえ、西は有明海(ありあけかい)と八代海(やつしろかい)に面した県です。2024年7月から2025年6月までの1年間に、県内の8か所で日本酒がつくられました。南部の人吉(ひとよし)・球磨(くま)地方は米からつくる焼酎の産地で、1995年6月には「球磨」が、焼酎の産地名を守る制度(地理的表示)に指定されています。その条件は、国内産の米と米麹、球磨郡または人吉市で採った水だけを使い、その土地で発酵と蒸留を行うことなどです。

熊本は水に恵まれた土地です。阿蘇山は約27万年前から約9万年前にかけて4度の大きな火砕流噴火を起こし、積もった火砕流が熊本の大地をつくりました。すきまの多いこの地層には雨がしみこみやすく、地下に豊かな水が蓄えられます。熊本市は、市民の水道水のすべてを地下水でまかなっています。気候は、阿蘇以外の地域では年間の平均気温が15〜17度と温暖です。

熊本の日本酒の品質を大きく高めたのは、1903年に熊本税務監督局へ転任してきた技術者の野白金一(のじろ きんいち)です。県内を回って酒造りを指導し、1909年には熊本県酒造研究所の設立に力を尽くしました。1910年には麹室(こうじむろ。米麹をつくる部屋)の換気と温度の調節に効く「野白式天窓」を考え出し、温暖な九州でもできる吟醸造り(米の外側を4割以上削り、低い温度でゆっくり発酵させる造り方)の方法を築いています。研究所は1922年に酒蔵を建て、「香露(Koro)」の名で日本酒の製造を始めました。1952年ごろには研究所のもろみ(発酵中の日本酒のもと)から、吟醸造りに向く「熊本酵母」(酵母は発酵を担う微生物)が生まれ、1968年からは日本醸造協会の「きょうかい9号」として全国へ配られるようになりました。

酒蔵の地図

熊本市 2蔵上益城郡山都町 2蔵葦北郡津奈木町 1蔵阿蘇郡小国町 1蔵山鹿市 1蔵玉名郡和水町 1蔵菊池市 1蔵阿蘇郡南小国町 1蔵阿蘇郡高森町 1蔵1. 花の香酒造1

市区町村ごとの酒蔵(点の大きさが蔵の数)注目の酒蔵

  1. 花の香酒造玉名郡和水町

当サイトの酒蔵リストに載っている 11 蔵を、所在地の市区町村ごとにまとめています。位置は市区町村の代表点で、蔵の所在地そのものではありません(注目の酒蔵は所在地の位置です)。位置は国土地理院の住所検索によります。

注目の酒蔵