
こんな人におすすめ
- 愛媛を旅する途中で、食事と一緒に飲む日本酒を探している人
- 酒米(sake rice、日本酒づくりに向く米)の品種ごとに飲み比べてみたい人
- 地下から水が湧き出す町・西条を歩き、その土地の日本酒を買って帰りたい人(石鎚酒造は蔵見学を受け付けていません)
石鎚酒造について
石鎚酒造(Ishizuchi Shuzo)は、愛媛県西条市(Saijo)の氷見(Himi)にある蔵です。創業は1920年(大正9年)で、銘柄は「石鎚(Ishizuchi)」です。
蔵見学と試飲は行っていません(2026年9月30日確認)。
蔵が目標に掲げるのは「食中に活きる酒造り」、つまり食事と一緒に飲んでこそ生きる日本酒です。米と米麹と水だけでつくる純米の日本酒を中心につくっています。石鎚酒造の「石鎚」は、令和7酒造年度全国新酒鑑評会(酒類総合研究所・日本酒造組合中央会)で金賞を受けています。
石鎚山のふもと、水の湧く町
西条市は、西日本でいちばん高い山、石鎚山(Mt. Ishizuchi)のふもとにある町です。蔵のまわりには、西条・周桑の平野の米どころが広がっています。
西条市では、地面に管を打ち込むと地下水が自然に湧き出します。この自噴井(地下水が自然に湧き出す井戸)は「うちぬき」と呼ばれ、市内に約3,000本あるといわれています。「うちぬき」は、1985年に環境庁(現在の環境省)の「名水百選」に選ばれました。市の観光物産協会は、ガイドと一緒に市街地のうちぬきを歩く予約制のツアーを行っています(利用の2日前の正午までに電話で予約。2026年9月30日確認)。
石鎚酒造は、蔵の中にある井戸から湧く水を仕込みに使っています。石鎚山系の水で、とても軟らかい「超軟水」です。
家族でつくる、3杯目からの日本酒
石鎚酒造は、蔵元の家族が中心になって日本酒をつくっています。1999年に杜氏(toji、日本酒づくりの責任者)を置く「杜氏制」をやめ、社員全員で日本酒をつくる今の体制にしました。蔵の中の合言葉は「石鎚を愛して頂くお客様の為に造る」です。蔵がめざす味を、蔵はこう書いています。
純米酒、純米吟醸酒を中心に、3杯目から旨くなる酒を目指します。 ——石鎚酒造 公式サイトより
手作業を大事にした造り方が、蔵の特徴です。
- 麹(koji):蒸した米に麹菌を育てたものが麹です。石鎚酒造は、たらいを使う「タライ麹法」と、小さな箱で育てる「箱麹」で、すべての麹をつくっています
- 発酵:5〜12度の低い温度で、平均で約30日かけて、もろみ(moromi、発酵中の日本酒のもと)を発酵させます
- 搾り:2001酒造年度(2001年7月から始まる年度)の仕込みから、もろみを袋に詰めて「酒槽(sakabune)」で搾るやり方を復活させました。2017年には自動で搾る機械も入れ、搾る作業を冷蔵庫の中で行っています
麹に使う米には、ほとんどの場合、日本酒づくりに向く酒米を使います。山田錦(Yamada Nishiki)は兵庫県産と徳島県産を使い、徳島県の阿波町でつくられた山田錦は、純米の日本酒に使っています。
米の名前で選ぶ石鎚
石鎚には、使う酒米の名前を商品名に入れたものがあります。たとえば純米吟醸には、「山田錦50」「備前雄町50」「愛山50」の名前を付けた商品があります。純米吟醸(junmai ginjo)は、米と米麹と水だけでつくり、米の外側を4割以上削って低温でゆっくり発酵させた日本酒です。原料や精米歩合は商品ごとに違うため、種類と米の名前はラベルの表示でご確認ください。
蔵の定番は「純米吟醸 緑ラベル(Green Label)」です。季節ごとの商品もあり、夏の「夏純米」(6月〜8月のみ発売)や、秋の「ひやおろし」(9月〜11月のみ発売)があります。どちらも米と米麹と水だけでつくる純米の日本酒です。
酒蔵の案内
石鎚酒造は、蔵見学と試飲を受け付けていません(2026年9月30日確認)。
蔵で日本酒を買えるかどうかと、その曜日・時間は、訪ねる前に電話(0897-57-8000)でお確かめください。
| 石鎚酒造(2026年9月30日確認) | |
|---|---|
| 住所 | 〒793-0073 愛媛県西条市氷見丙402-3 Google マップで開く |
| 蔵見学・試飲 | 行っていません |
| 蔵での販売 | 電話でお確かめください |
| 電話 | 0897-57-8000 |
営業日や見学の受け入れは変わることがあります。訪ねる前に蔵の公式情報をご確認ください。
石鎚酒造のお酒の買い方
蔵で買いたい場合は、訪ねる前に電話(0897-57-8000)で販売の有無と時間をお確かめください。
石鎚酒造は、取扱店の一覧を公開していません(2026年9月30日確認)。蔵の公式オンラインショップも見つかりません。取扱店を知りたい場合は、蔵にお問い合わせください(電話 0897-57-8000、メール sake@ishizuchi.co.jp)。
買うときの注意
- 石鎚には、使う酒米や季節の違う複数の商品があります。種類はラベルの表示でご確認ください。
- 季節の商品は、発売される月が決まっています。
- 海外へ持ち帰る場合:100mlを超える瓶は、保安検査前の手荷物には入れられません。預け入れ荷物にするか、保安検査後の免税店でお求めください。乗り継ぎがある場合と、到着する国の持ち込み上限は事前にご確認ください。→ 旅のヒント
酒蔵情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵名 | 石鎚酒造株式会社(Ishizuchi Shuzo Co., Ltd.) |
| 創業 | 1920年(大正9年) |
| 代表者 | 代表取締役社長 越智浩 |
| 所在地 | 〒793-0073 愛媛県西条市氷見丙402-3 Google マップで開く |
| 電話 | 0897-57-8000(FAX 0897-57-8811) |
| 代表銘柄 | 石鎚(Ishizuchi) |
| 仕込み水 | 蔵内の井戸水(石鎚山系・超軟水) |
| 公式サイト | https://www.ishizuchi.co.jp/ (英語・中国語の表示切り替えあり) |
| 蔵見学 | 不可(試飲も不可) |
| 直売 | 電話でお確かめください(0897-57-8000) |
| 取扱店の一覧 | 公開されていません(2026年9月30日確認) |
| 英語対応 | 公式サイトに言語の切り替えあり。蔵での英語対応は公表されていません |