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三芳菊 — 四国の真ん中・阿波池田で、辛口の常識から外れた日本酒を造る

  • Sake JP 編集部
三芳菊酒造の白壁の建物に付いた、瓦屋根のうだつと虫籠窓。背後に山が見える
三好市池田町にある三芳菊酒造の建物の、うだつと虫籠窓です(2023年撮影)。Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

こんな人におすすめ

  • 大歩危(Oboke)や祖谷(Iya)へ向かう途中で、駅から歩いて行ける酒蔵を訪ねたい人(JR阿波池田駅から歩いて約7分です)
  • 予約をして、日本酒づくりの作業を見学したり、手伝ったりしてみたい人(有料の見学があり、作業の体験は11月〜5月の午前です)
  • 「日本酒は辛いから苦手」と思っている人
  • 自分でラベルを貼ったお土産の瓶を持ち帰りたい人

三芳菊酒造について

三芳菊酒造(Miyoshikiku Shuzo)は、徳島県三好市池田町(Ikeda, Miyoshi)にある小さな酒蔵です。1889年に馬宮作太郎が日本酒づくりを始めました。2024年に新しい会社「株式会社三芳菊酒造」が事業を引き継ぎ、代表取締役は馬宮和子さんです。銘柄は「三芳菊(Miyoshikiku)」です。

蔵見学ができます(有料・予約制。2026年9月30日確認)。見学と日本酒づくりの体験は、地域の観光団体「にし阿波~剣山・吉野川観光圏」の公式サイトから予約します。

吉野川の上流の町、阿波池田

阿波池田(Awa-Ikeda)は、四国の中央部にある町で、吉野川の上流にあります。

同じ三好市には、大歩危の渓谷や、祖谷の山里もあります。祖谷の「かずら橋(Kazurabashi)」は、シラクチカズラという植物のつるで編んだ吊り橋で、長さ45メートル、水面からの高さは14メートルです。3年ごとに架け替えられ、国の重要有形民俗文化財に指定されています。

三芳菊酒造の仕込み水は、吉野川の地下水である松尾川の湧き水です。とても軟らかい水です。

「ワイルドサイドを歩く」

三芳菊酒造は、昔ながらの辛口の日本酒とは違う日本酒を造っています。日本酒で「辛口(karakuchi)」というのは、塩辛さや香辛料の辛さではなく、甘さを少なく感じる味わいのことです。蔵は、自分たちの考え方を公式サイトでこう書いています。

わたしたちは「日本酒はこうでなくてはならない」という考えを捨てて、ひとつのお酒の世界観を作ることに専念してきました。レールの上を歩くのではなく、”ワイルドサイドを歩く ” ——三芳菊酒造 公式サイトより

ラベルのデザインも、日本酒らしくないものを意識してつくられています。

蔵は2000年代の初めに、杜氏(toji、日本酒づくりの責任者)に日本酒づくりを任せる昔ながらの仕組みをやめ、当時の当主が自ら杜氏として日本酒を造るようになりました。当主の3人の娘は幼いころから蔵の仕事を手伝い、のちに3人で一緒に仕込んだ日本酒が「三姉妹のお酒」の始まりです。

三芳菊には多くの商品があり、原料や造りは商品ごとに違います。種類と米の名前は、ラベルの表示でご確認ください。

酒蔵の案内

三芳菊酒造は、予約制の見学と、日本酒づくりの体験を受け付けています。蔵は1年を通して日本酒を造っており、見学や体験の内容はその日の作業によって変わります。最後に三芳菊のいろいろな日本酒を試飲し、自分でラベルを貼ったお土産の瓶を持ち帰れます。

見学・体験(2026年9月30日確認)
午前の部(体験+見学) 9:00〜11:00。日本酒づくりの作業の体験と見学、試飲、お土産の瓶のラベル貼り。1人5,000円
午後の部(見学のみ) 13:00〜14:00、または15:00〜16:00。作業の見学、試飲、お土産の瓶のラベル貼り。1人2,500円
受け入れの時期 11月〜5月は午前が体験つき、午後が見学のみ。6月〜10月は午前・午後とも見学のみ
休止 2月の「四国酒まつり」の前後
人数 2〜10人(1人で参加する場合は、2人分の料金を払えば参加できます)
申し込み にし阿波観光圏公式サイトの体験予約から。締め切りは7日前の17時
言葉 日本語。外国からの人には、簡単な英語や身ぶり、翻訳アプリで対応します
問い合わせ 三芳菊酒造 0883-72-0053
  • 20歳未満の人と、車を運転する人は試飲しないでください

行き方

住所:徳島県三好市池田町サラダ1754

  • 電車:JR阿波池田駅から歩いて約7分です
  • バス:池田バスターミナルから歩いて約4分です
  • 車:井川池田インターチェンジから約5分です。駐車場があります

所要時間は2026年9月時点の目安です。

営業日や見学の受け入れは変わることがあります。訪ねる前に蔵の公式情報をご確認ください。

三芳菊酒造のお酒の買い方

見学に参加すれば、蔵でラベルを貼ったお土産の瓶を持ち帰れます。見学をせずに蔵で日本酒を買えるかどうかは、公表されていません。

三芳菊を扱う店

蔵は取扱店の一覧を公式サイトで公開しています。北海道から大分県まで約100店が載っています。一覧から、旅の途中で寄りやすい店を選んでいます(2026年9月30日確認)。

地域 店名 所在地
阿波池田駅 セブンイレブン キヨスク阿波池田駅店 徳島県三好市池田町サラダ1840 Google マップで開く
阿波池田 ヤマザキショップ モリヤ店 徳島県三好市池田町サラダ1789-6 Google マップで開く
大歩危 道の駅大歩危 徳島県三好市山城町上名1553 Google マップで開く
祖谷 かずら橋夢舞台 徳島県三好市西祖谷山村今久保345-1 Google マップで開く
徳島市 徳島地酒屋 徳島県徳島市徳島町3-51 Google マップで開く
徳島市 太郎酒店 徳島県徳島市銀座14-1 Google マップで開く
東京・有楽町 徳島・香川トモニ市場 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館1F Google マップで開く
東京・新宿 三越伊勢丹 新宿店 東京都新宿区新宿3-14-1 Google マップで開く
東京・八重洲 リカーズハセガワ 北口店 東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街北1号 Google マップで開く
東京・池袋 東武百貨店 池袋 東京都豊島区西池袋1-1-25 プラザ館B1 Google マップで開く
大阪・梅田 浅野日本酒店UMEDA 大阪府大阪市北区太融寺町2-17 Google マップで開く
京都 浅野日本酒KYOTO 京都府京都市中京区富小路通鞘薬師下ル高宮町576-1 Google マップで開く

ほかの店と電話番号は、一覧でご確認ください。

買うときの注意

  • 取扱商品は時期や在庫によって変わります。訪ねる前に店へご確認ください。
  • 三芳菊には多くの商品があり、原料や造りは商品ごとに違います。種類はラベルの表示でご確認ください。
  • 海外へ持ち帰る場合:100mlを超える瓶は、保安検査前の手荷物には入れられません。預け入れ荷物にするか、保安検査後の免税店でお求めください。乗り継ぎがある場合と、到着する国の持ち込み上限は事前にご確認ください。→ 旅のヒント

酒蔵情報

項目 内容
蔵名 株式会社三芳菊酒造(Miyoshikiku Shuzo Co., Ltd.)
創業 1889年(明治22年)
代表者 代表取締役 馬宮和子
所在地 徳島県三好市池田町サラダ1754 Google マップで開く
電話 0883-72-0053(FAX 0883-72-1158)
代表銘柄 三芳菊(Miyoshikiku)
仕込み水 松尾川の湧き水(吉野川の地下水)
公式サイト https://www.miyoshikikushuzo.com/
蔵見学 可(有料・予約制。にし阿波観光圏の体験予約から)
直売 公表されていません(見学の参加者はお土産の瓶を持ち帰れます)
取扱店の一覧 公式サイトで公開(2026年9月30日確認)
英語対応 見学は日本語。簡単な英語・身ぶり・翻訳アプリで対応