
こんな人におすすめ
- 会津若松を旅する途中で、地元の蔵の日本酒を飲食店や酒販店で探してみたい人
- 同じ銘柄のなかで、酒米の産地や品種による違いを飲み比べてみたい人
- 蔵を訪ねるのではなく、飲むこと・探すことを旅の楽しみにできる人(宮泉銘醸は蔵見学を受け付けておらず、蔵では「冩樂」を販売していません)
宮泉銘醸について
宮泉銘醸(Miyaizumi Meijo)は、福島県会津若松市(Aizuwakamatsu)の東栄町(Higashisakaemachi)にある蔵です。1955年12月に「宮森啓治酒造場」として始まり、1964年4月に宮泉銘醸株式会社になりました。
銘柄は「冩樂(Sharaku)」「會津宮泉(Aizu Miyaizumi)」「玄武(Genbu)」の3つです。会社の名前と銘柄の名前が違うので、店では銘柄の名前で探してください。
代表取締役の宮森義弘さんは、4代目として2002年に蔵を継ぎ、社長と日本酒づくりの責任者を兼ねています。
蔵見学は受け付けていません。蔵では「冩樂」を販売していません(2026年9月30日確認)。
山に囲まれた盆地の水と米
会津(Aizu)は、福島県の西部にある地域です。会津盆地は、東を奥羽山脈、西を越後山脈、南を帝釈山脈、北を飯豊山脈から吾妻山へ続く山々に囲まれています。盆地には、阿賀川(Aga River)とその支流が流れています。気温が0度以下になる日も、25度以上になる日も多く、寒さと暑さの差が大きい土地です。
宮泉銘醸は、磐梯山(Mount Bandai)を源とする雪解け水の地下水をくみ上げ、日本酒の仕込みに使っています。
原料の米は、会津と福島県で育った米と、県外の名産地の米の両方を使っています。「冩樂 純米酒」に使う「夢の香(Yume no Kaori)」は、福島県が県の気候に合う酒米(sakamai、日本酒づくりに向く米)として開発した品種です。「冩樂 純米吟醸」には「五百万石(Gohyakumangoku)」を使います。蔵は会津の農家と一緒に、どちらの米の生産にも取り組んでいます。
県外の米では、兵庫県の山田錦(Yamada Nishiki)や、岡山県の雄町(Omachi)などを使っています。産地や品種を名前に入れた商品が多くあり、米の違いを飲み比べられます。
機械に任せない仕込み
宮泉銘醸は、日本酒の味の土台になる麹(koji、蒸した米に麹菌を育てたもの)づくりに機械を使わず、蔵人(kurabito、蔵で働く職人)の手で行っています。できた麹は、低い温度の部屋に移してさらに乾かします。
もろみ(moromi、発酵中の、搾る前の日本酒)の管理にも、温度を自動で調整するタンクを使っていません。蔵人がもろみの様子を目で見て確かめ、温度の変化を管理しています。
搾りは低い温度のもとで行い、搾った日本酒はすぐに瓶に詰めて、出荷まで冷蔵で保管します。米の種類や商品ごとに、貯蔵する期間と出荷の時期を分けています。
冩樂のおもな商品
- 冩樂 純米酒 — 米と米麹と水だけでつくる「純米酒(junmai-shu)」です。夢の香を使い、米の外側を4割削っています。一年を通して出荷しています
- 冩樂 純米吟醸 — 米と米麹と水だけでつくり、米の外側を4割以上削って低温でゆっくり発酵させた「純米吟醸(junmai ginjo)」です。五百万石を使い、この商品は米の外側を半分削っています。一年を通して出荷しています
- 冩樂 純米大吟醸 極上二割 — 米と米麹と水だけでつくり、米の外側を半分以上削った「純米大吟醸(junmai daiginjo)」です。兵庫県神戸市の六甲(Rokko)でとれた山田錦を、米の外側を8割削って使っています。発売は毎年7月と12月の2回です
このほかに、火入れ(hiire、加熱殺菌)をしない生酒(namazake)や、季節ごとの商品が多くあります。原料や造りは商品ごとに違うため、種類はラベルの表示でご確認ください。
酒蔵の案内
宮泉銘醸は、蔵見学を受け付けていません(2026年9月30日確認)。
福島県内で酒蔵を訪ねたい場合は、福島県の日本酒の案内サイト「ふくしまの酒」の酒蔵マップが参考になります。蔵ごとのページに、見学を受け付けているかどうかの欄があります。見学の条件は各蔵にご確認ください。
営業日や見学の受け入れは変わることがあります。訪ねる前に蔵の公式情報をご確認ください。
宮泉銘醸のお酒の買い方
宮泉銘醸は、取扱店の一覧を公開していません(2026年9月30日確認)。冩樂と會津宮泉は、蔵が正規取扱店と呼ぶ酒販店で扱っています。
蔵に電話で問い合わせると、正規取扱店を紹介してもらえます。
| 問い合わせの内容 | 電話 | 受付 |
|---|---|---|
| 正規取扱店・商品について | 0242-27-0031 | 8:30〜17:30(日曜日・祝日を除く) |
| 商品の購入について | 0242-26-0031 | 9:00〜16:30 |
受付時間は2026年9月30日時点のものです。蔵のスタッフが日本語以外で対応できるかどうかは公表されていません。
買うときの注意
- 冩樂と會津宮泉の発売日は、通年の商品も季節の商品も正規取扱店ごとに違います。発売日は店へ問い合わせてください。
- 地域によって配送料が違うため、小売価格が店によって変わることがあります。
- 取扱いの有無と在庫は店によって違います。限定品や季節の商品は入荷しないこともあるため、訪ねる前に店へご確認ください。
- 生酒は火入れをしていない日本酒です。ラベルの保存温度の表示に従い、旅行中に常温で長く持ち歩くのは避けてください。
- 海外へ持ち帰る場合:100mlを超える瓶は、保安検査前の手荷物には入れられません。預け入れ荷物にするか、保安検査後の免税店でお求めください。乗り継ぎがある場合と、到着する国の持ち込み上限は事前にご確認ください。→ 旅のヒント
酒蔵情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵名 | 宮泉銘醸株式会社(Miyaizumi Meijo Co., Ltd.) |
| 創業 | 1955年(昭和30年)12月 宮森啓治酒造場として設立/1964年(昭和39年)4月 法人化 |
| 代表者 | 代表取締役 宮森義弘 |
| 所在地 | 〒965-0872 福島県会津若松市東栄町8番7号 Google マップで開く |
| 電話 | 0242-27-0031(FAX 0242-27-0032) |
| 代表銘柄 | 冩樂(Sharaku)/會津宮泉(Aizu Miyaizumi)/玄武(Genbu) |
| 仕込み水 | 磐梯山を源とする雪解け水の地下水 |
| 公式サイト | https://miyaizumi.co.jp/ |
| 蔵見学 | 不可 |
| 直売 | 「冩樂」は販売なし |
| 取扱店の一覧 | 公開されていません。電話で正規取扱店を紹介(2026年9月30日確認) |
| 英語対応 | 公表されていません |