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吟醸酒——米の外側を4割以上削り、吟醸造りでつくる日本酒

  • Sake JP 編集部

日本酒のラベルにある「吟醸(ginjo)」は、米の外側を4割以上削り、「吟醸造り(ginjo-zukuri)」という方法でつくったことを示します。国の基準で定められた特定名称(tokutei meisho)のひとつで、条件を満たした日本酒だけが名乗れます。特定名称の全体は日本酒の種類で説明しています。

吟醸酒の条件

項目 条件
原料 米、米麹(kome koji)、醸造アルコール(jozo alcohol)
米の削り方 米の外側を4割以上削る(精米歩合60%以下)
つくり方 吟醸造り
米麹に使う米 原料の米の重さの15%以上
香りと味 固有の香りと味、色つやが良好であること

醸造アルコールは、でんぷんや糖を含む原料からつくったアルコールです。吟醸酒に加えられる量は、原料の白米の重さの10%までと決まっています。

吟醸造りとは

吟醸造りは「吟味して醸造する」という意味の言葉です。伝統的には、よく削った米を低温でゆっくり発酵させ、搾ったあとに残る酒粕の割合を多くして、「吟香(ginko)」と呼ばれる特有の香りが出るようにつくります。

吟醸酒は、吟醸造り専用の酵母や、米の扱い、発酵の管理、瓶詰めと出荷までの技術が開発され、広まったことで、商品として出せるようになりました。

「吟醸」が付く4つの名前

「吟醸」が付く特定名称は4種類あります。違いは、醸造アルコールを加えるかどうかと、米の削り方です。

名前 醸造アルコール 米の削り方
吟醸酒(ginjo-shu) 少量を加える 米の外側を4割以上削る
大吟醸酒(daiginjo-shu) 少量を加える 米の外側を半分以上削る
純米吟醸酒(junmai ginjo-shu) 加えない 米の外側を4割以上削る
純米大吟醸酒(junmai daiginjo-shu) 加えない 米の外側を半分以上削る

4種類とも、吟醸造りでつくることが条件です。→ 大吟醸酒/純米吟醸酒/純米大吟醸酒

特定名称は、原料で「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3つに大きく分けることもできます。この分け方では、4種類をまとめて「吟醸酒」と呼びます。

ラベルで見分ける

瓶の裏側のラベルにある「原材料名」の欄を見ます。特定名称を名乗る日本酒は、このすぐ近くに精米歩合も書くことになっています。

表示 吟醸酒の場合
原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール
精米歩合 60%以下の数字

原材料名に醸造アルコールが無く、「純米吟醸」と書かれていれば、純米吟醸酒です。

同じ蔵、同じ銘柄の名前でも、商品ごとに特定名称は違います。買うときは1本ずつラベルで確かめてください。