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千徳酒造 — 宮崎県の北、延岡で日本酒だけをつくる蔵

  • Sake JP 編集部
延岡市の愛宕山から見下ろした市街地。手前に建物が並び、中ほどを川が横切り、奥に山並みが連なる。右手前に紅白の煙突が立つ
愛宕山(Mt. Atago)から見た延岡市の中心部です。ja:User:Sanjo / Public domain / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小(原寸1920×1080))

こんな人におすすめ

  • 九州を旅していて、宮崎県でつくられた日本酒を飲んでみたい人
  • 小さな酒蔵を、予約して見学してみたい人(電話での事前予約が必要です)
  • 冬の旅行で、蔵開きの日に新酒を味わいたい人(2023年と2026年は2月に開催)
  • 蔵の売店で、千徳の日本酒を買いたい人

千徳酒造について

千徳酒造(Sentoku Shuzo)は、宮崎県延岡市(Nobeoka)にある酒蔵です。銘柄は「千徳(Sentoku)」で、蔵の名前と同じ名前を使っています。創業は1903年です。

千徳酒造の事業は清酒(日本酒)の製造と販売で、日本酒を専門につくっています。宮崎県・鹿児島県・沖縄県の3県をあわせても、令和6酒造年度(2024年7月〜2025年6月)に清酒をつくった製造場は4か所でした。

蔵見学は、事前に予約すれば受け付けています。蔵と同じ所在地に、日本酒を買える売店「はなかぐら館(Hanakagura-kan)」があります。

三つの蔵がひとつになった歴史

千徳酒造の始まりは、1903年に恒富村(Tsunetomi、いまの延岡市の一部)で創立された「恒富酒造合資会社」です。当時は日本酒のほかに醤油もつくっていました。1927年にこの会社を解散し、新たに「延岡酒造株式会社」を設立しました。

1944年12月、戦時中の統制のもとで、延岡酒造を含む3つの酒造が合わさり、いまの土地に「日向酒造株式会社」ができました。このとき醤油づくりをやめています。1961年に社名を千徳酒造に変え、1988年には仕込みの蔵を建て替えました。2005年に、蔵の売店「はなかぐら館」を開きました。

五ヶ瀬川の水と、宮崎県で育てた酒米

仕込み水は、五ヶ瀬川(Gokase River)の伏流水です。米は、主に宮崎県で契約栽培されている酒造好適米(shuzo kotekimai、日本酒づくりに向く品種の米)を使っています。

使う米には、宮崎県の酒造好適米「はなかぐら(Hanakagura)」や、宮崎県北部の高千穂(Takachiho)で育った「山田錦(Yamada Nishiki)」があります。

蔵を率いるのは、代表取締役で杜氏(toji、日本酒づくりの責任者)の門田賢士さんです。1963年に延岡市で生まれ、酒類の卸売会社を経て27歳で千徳酒造に入りました。2年あまり販売の仕事をしたあと、日本酒づくりの現場に移り、2002年に杜氏になりました。蔵では、もろみ(moromi、発酵中の日本酒のもと)と麹室(koji-muro、麹をつくる部屋)の温度を、24時間体制で見守っています。

門田さんは、蔵の会社概要にこう書いています(千徳酒造 公式サイト「会社概要」より)。

酒造りにゴールはありません。初心を忘れず、感謝を忘れず、正直に真面目に飲み手に「旨い」と言われる酒を造り続けます。

千徳の日本酒

「千徳」には多くの商品があります。原料や造りは商品ごとに違うため、種類はラベルの表示でご確認ください。ここでは3つを挙げます。

  • 純米大吟醸 夢の中まで(Yume no Naka made) — 米と米麹と水だけでつくり、米の外側を半分以上削った「純米大吟醸(junmai daiginjo)」です。原料は高千穂産の山田錦で、仕込む米700キログラムを手で洗っています
  • 大吟醸 千徳 — 米の外側を半分以上削り、少量の醸造アルコールを加えた「大吟醸(daiginjo)」です。山田錦を使い、袋に入れてゆっくり搾り、水を加えずに瓶に詰めています
  • 千徳 純米酒 — 米と米麹と水だけでつくる「純米酒(junmai-shu)」です。冷やしても温めても飲めます

千徳酒造の「千徳」は、令和7酒造年度全国新酒鑑評会(酒類総合研究所・日本酒造組合中央会)で金賞を受けています(2026年5月27日発表)。

酒蔵の案内

蔵見学

千徳酒造は、予約制で蔵見学を受け付けています(2026年9月30日確認)。電話(0982-32-2024)で事前に申し込んでください。見学できる時間と料金は、予約のときにご確認ください。仕込みの工程まで見られるのは1月〜2月です。

問い合わせ先として、電話のほかにメールアドレス(info@sentoku.com)も公開されています。英語での対応は公表されていません。

蔵開き

千徳酒造は、2月に「蔵開き」を開いています(2023年は2月25日・26日、2026年は2月14日・15日)。2026年は午前10時に開場し、日本酒の振る舞い、仕込みの蔵の開放と見学、地元の会社による地場産品の販売がありました。次の日程は蔵の公式情報でご確認ください。

売店「はなかぐら館」

蔵と同じ所在地にある、千徳酒造の売店です。

(2026年9月30日確認)
営業時間 8:30〜17:00
定休日 土曜・日曜・祝日(時期によって変わります)
電話 0982-32-2024

行き方

住所:〒882-0841 宮崎県延岡市大瀬町2-1-8

車で行く場合は、飲酒運転にならないようご注意ください。

営業日や見学の受け入れは変わることがあります。訪ねる前に蔵の公式情報をご確認ください。

千徳酒造のお酒の買い方

千徳酒造は、取扱店・特約店の一覧を公開していません(2026年9月30日確認)。蔵の公式サイトには、オンラインで注文できるページも見つかりません。

千徳の日本酒は、蔵の売店「はなかぐら館」で扱っています。営業日と営業時間は上の表のとおりで、土曜・日曜・祝日は休みのことがあるため、訪ねる前に電話でご確認ください。

買うときの注意

  • 「千徳」には複数の商品があり、原料や造り方は商品ごとに違います。種類はラベルの表示でご確認ください。
  • 取扱いの有無と在庫は店によって違います。限定品や季節の商品は入荷しないこともあります。
  • 海外へ持ち帰る場合:100mlを超える瓶は、保安検査前の手荷物には入れられません。預け入れ荷物にするか、保安検査後の免税店でお求めください。乗り継ぎがある場合と、到着する国の持ち込み上限は事前にご確認ください。→ 旅のヒント

酒蔵情報

項目 内容
蔵名 千徳酒造株式会社(Sentoku Shuzo Co., Ltd.)
創業 1903年(明治36年)
代表者 代表取締役 門田賢士
所在地 〒882-0841 宮崎県延岡市大瀬町2-1-8 Google マップで開く
電話 0982-32-2024(FAX 0982-32-2169)
代表銘柄 千徳(Sentoku)
仕込み水 五ヶ瀬川の伏流水
公式サイト http://www.sentoku.com/
蔵見学 可(要予約・電話で申し込み)
直売 あり(蔵の売店「はなかぐら館」)
取扱店の一覧 公開されていません(2026年9月30日確認)
英語対応 公表されていません