Shiga
滋賀県

滋賀県の日本酒
滋賀県は日本列島のほぼ中央にある県です。県の中央には、県の面積の約6分の1を占める琵琶湖があります。滋賀県酒造組合には、県内の30の蔵が加盟しています(2026年10月現在)。2022年4月には、日本酒の産地名を守る制度(地理的表示)に「滋賀」が指定されました。対象は、滋賀県で収穫した米と県内で採った水だけを使い、米と米麹と水だけでつくる日本酒です。その条件は、米に由来するふくよかな甘味と旨味をもつことです。穏やかな甘味や旨味の中に、しっかりとした酸味も感じられ、冷やしても温めても楽しめます。
琵琶湖の周りは、比良・比叡・伊吹の山地や鈴鹿山脈など、1,000m級の山々に囲まれています。これらの山から大小約460の川が琵琶湖に流れ込み、運ばれた土が水はけのよい肥えた土地をつくりました。山々を水源とする豊かな伏流水(地下にしみこんで流れる水)は、古くから稲作に使われて「近江米」と呼ばれる米を育て、日本酒造りにも使われてきました。盆地ならではの昼と夜の気温の差があり、日本酒造りに向いた米(酒造好適米)の「吟吹雪」「玉栄」「山田錦(Yamada Nishiki)」なども盛んに育てられています。冬には盆地特有の底冷えが、日本酒の発酵を穏やかに進めます。
滋賀の日本酒造りの歴史は古く、室町時代には百済寺という寺の「僧坊酒」が公用の日記などに記録されています。江戸時代には、東海道や中山道、若狭街道などの街道と湖の上の交通で人と物が行き交い、街道沿いや宿場町で日本酒造りが盛んになりました。全国で商いをした「近江商人」は各地で酒造りも行い、近江商人をルーツとする蔵元は今も各地にあります。明治時代には大津市に、能登杜氏(とうじ。酒造りの責任者)を蔵へ紹介する「北国屋」ができ、多くの能登杜氏が滋賀の酒蔵で日本酒を造りました。2004年には、1959年まで県の酒米の奨励品種だった「滋賀渡船6号」が復活し、県内の蔵元で日本酒の原料に使われています。
酒蔵の地図
市区町村ごとの酒蔵(点の大きさが蔵の数)注目の酒蔵
- 冨田酒造長浜市
当サイトの酒蔵リストに載っている 40 蔵を、所在地の市区町村ごとにまとめています。位置は市区町村の代表点で、蔵の所在地そのものではありません(注目の酒蔵は所在地の位置です)。位置は国土地理院の住所検索によります。
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