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Mie

三重県

熊野市の丸山千枚田を高台から見下ろした眺め。紀伊山地の山々に囲まれた斜面に、水を張った田が曲線を描いて幾重にも重なり、道路と民家が点在する
熊野市の丸山千枚田。紀伊山地の山あいの斜面に、水を張った田が幾重にも重なります(5月)。Nakai_Chan / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons(長辺1280pxに縮小)

三重県の日本酒

三重県は日本列島のほぼ中央、紀伊半島の東側にある県で、東から南にかけて伊勢湾と太平洋に面しています。三重県酒造組合のサイトの蔵元リストには、北勢・中南勢・伊賀の3つの地域に、あわせて31の蔵元が載っています(2026年10月現在)。2020年6月には、日本酒の産地名を守る制度(地理的表示)に「三重」が指定されました。その条件は、総じて暖かみがあり、芳醇な味わいであることです。口に含んだ瞬間から旨味を感じる滑らかな舌触りがあり、甘味や辛味はどちらも穏やかで、爽やかな酸味が透明感のある余韻を残します。地理的表示の基準では、貝類や甲殻類などとともに、食事に合わせて楽しめる日本酒とされています。

この味わいを支えるのが、山の水と冬の風です。県の北部から西部にかけては、鈴鹿山脈や紀伊山地の1,000mを超える山々が連なっています。夏は黒潮の影響で温暖ですが、冬は北東から山を越えて「鈴鹿おろし」や「布引おろし」と呼ばれる乾いた冷たい風が吹き、冷え込みます。内陸の伊賀盆地では、とくに気温の差が大きくなります。冬に鈴鹿山脈に積もった雪や、雨の多い紀伊山地に降った雨は、日本酒造りに向いた水となって県内の各地に届きます。

三重には伊勢神宮があり、江戸時代のころから「お伊勢参り」の参拝者が全国から訪れました。こうした参拝者をもてなすために、三重では日本酒造りが盛んになりました。伊勢湾と太平洋の海産物にも恵まれ、古代から平安時代にかけては、主に海産物を朝廷に納める「贄(にえ)」の役目を担っていました。三重の日本酒は、こうした魚介類とともに飲む日本酒として発展してきました。近年は、県の研究機関「三重県工業研究所」と協力して独自の酵母(発酵を担う微生物)の開発に取り組んでいるほか、若手の技術者が「三重県清酒研究会」で情報を交換し、新しい醸造技術を学び合っています。

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  1. 木屋正酒造名張市
  2. 清水清三郎商店鈴鹿市

当サイトの酒蔵リストに載っている 34 蔵を、所在地の市区町村ごとにまとめています。位置は市区町村の代表点で、蔵の所在地そのものではありません(注目の酒蔵は所在地の位置です)。位置は国土地理院の住所検索によります。

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