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雄町——江戸時代の末に岡山県で見つかった酒米

  • Sake JP 編集部

雄町(Omachi)は、日本酒づくりに向く米「酒米(sakamai)」の品種のひとつです。人工的な交配ではなく、見つかった稲の穂から選び育てられた品種です。酒米の全体は酒米の種類で説明しています。

生まれた経緯

雄町は1859年に、備前国上道郡高島村雄町の農家、岸本甚造(Kishimoto Jinzo)が、伯耆大山(Hoki Daisen)を参拝した帰り道で珍しい2本の穂を見つけ、選抜を重ねて育てた品種です。

雄町の特徴

雄町は粒が大きく、米粒の中心にある白く不透明な部分「心白(shinpaku)」が大きい品種です。

稲の背が高く(150センチほど)、倒れやすく、病気や害虫にも弱いため、栽培が難しい品種です。最近の品種に比べて穂の数が少なく、収穫量も少なめです。そのため手に入りにくく、「幻の酒米」とも呼ばれています。

主な産地

2024年産の雄町は、ほとんどが岡山県でつくられています。