Saga
佐賀県

佐賀県の日本酒
佐賀県は九州の北西部にあり、北は玄界灘(げんかいなだ)、南は有明海(ありあけかい)と、2つの海に面した県です。佐賀県酒造組合の蔵元紹介には、県内の23の蔵元が載っています(2026年10月現在)。2021年6月には、日本酒の産地名を守る制度(地理的表示)に「佐賀」が指定されました。その条件は、ふくよかな米の旨味を多く残し、口当たりがまろやかで、米特有の甘味が口の中に広がる「芳醇(ほうじゅん)」な味わいです。地理的表示の基準では、料理とともに味わう日本酒として、比較的味の濃い料理とよく合うとされています。
この日本酒を支えるのが、米と水です。県の北東部から中央部には、標高1,000mほどの背振山(せふりさん)や天山(てんざん)などが連なる背振山地があり、南西部には多良岳(たらだけ)がそびえます。背振山地の南から有明海にかけては、筑後川(ちくごがわ)や嘉瀬川(かせがわ)などの川が運んだ土砂でできた佐賀平野が広がり、古くから九州でも有数の米どころとなってきました。背振山地や多良岳などからの豊富な伏流水(地下にしみこんで流れる水)も県内の各地で使うことができ、日本酒造りに向いた土地でした。日本酒造りに向いた米(酒造好適米)では、県が育てた「さがの華(さがのはな)」があります。
佐賀で日本酒造りが盛んになったのは、19世紀の中ごろ、江戸時代の末です。佐賀藩の10代藩主・鍋島直正(なべしま なおまさ)が、苦しくなった藩の財政を立て直すために酒造りを勧めたことによるとされています。2013年6月には、佐賀県が「佐賀県日本酒で乾杯を推進する条例」を施行しました。県の「佐賀県原産地呼称管理制度」では、佐賀県産の米と県内で採った水だけを使って県内で造った純米酒(米と米麹と水だけでつくる日本酒)のうち、香りや味の審査に合格したものを「The SAGA認定酒」に認定しています。
酒蔵の地図
拡大図(小城市)
市区町村ごとの酒蔵(点の大きさが蔵の数)注目の酒蔵
- 富久千代酒造鹿島市
- 天山酒造小城市
- 光栄菊酒造小城市
当サイトの酒蔵リストに載っている 27 蔵を、所在地の市区町村ごとにまとめています。位置は市区町村の代表点で、蔵の所在地そのものではありません(注目の酒蔵は所在地の位置です)。位置は国土地理院の住所検索によります。