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外国人に人気の日本酒銘柄トップ10——英語で多く検索される銘柄を、日本で飲む・買う・訪ねる

  • Sake JP 編集部

外国の人にどの日本酒が人気かを、直接測ったデータはありません。この記事では、英語での Google 検索の回数を手がかりにしました。2025年9月から2026年8月までの1年間について、英語で検索された回数の月平均を、銘柄ごとに合計して並べています。

検索の回数は、日本の外で日本酒を買ったり飲んだりする人が、何を調べているかを表しています。味や品質の順位ではありません。数字も大まかな目安で、近い数字どうしの順位にはほとんど差がありません。日本国外の工場でつくられる商品の名前での検索と、その銘柄のほかにも意味がある1語だけの検索は、数えていません。

順位 銘柄 蔵(所在地) 英語での検索(月平均)
1 獺祭(Dassai) 株式会社獺祭(山口県岩国市) 約4万回
2 白鶴(Hakutsuru) 白鶴酒造(兵庫県神戸市) 約2万回
3 久保田(Kubota) 朝日酒造(新潟県長岡市) 約1万5,000回
4 松竹梅白壁蔵「澪」(Mio) 宝酒造(兵庫県神戸市の白壁蔵) 約8,000回
5 八海山(Hakkaisan) 八海醸造(新潟県南魚沼市) 約8,000回
6 酔鯨(Suigei) 酔鯨酒造(高知県) 約7,500回
7 大関(Ozeki) 大関(兵庫県西宮市) 約6,000回
8 菊正宗(Kiku-Masamune) 菊正宗酒造(兵庫県神戸市) 約6,000回
9 月桂冠(Gekkeikan) 月桂冠(京都府京都市) 約5,500回
10 李白(Rihaku) 李白酒造(島根県松江市) 約3,500回

1位 獺祭(Dassai)

山口県岩国市(Iwakuni)の株式会社獺祭(DASSAI Inc.)の銘柄です。蔵は、米と米麹と水だけでつくり、米の外側を半分以上削った純米大吟醸(junmai daiginjo)だけをつくっています。英語では「Dassai 45」「Dassai 23」のように、数字の付いた商品名での検索が目立ちます。数字は米をどこまで削ったかを表します(獺祭とは)。

蔵見学は予約制で、平日13時の回は英語ガイドの枠です(承認制。2026年9月30日確認)。→ 獺祭の蔵

2位 白鶴(Hakutsuru)

神戸市東灘区(Higashinada)の白鶴酒造(Hakutsuru Sake Brewing)の銘柄です。英語の検索では、にごり酒(nigori)の「Sayuri」がよく調べられています。Sayuri は兵庫県でつくられ、日本では「上撰 白鶴 純米にごり酒 さゆり」の名前で売られています(2026年9月30日確認)。

白鶴酒造資料館は入館無料で、10名未満なら予約はいりません。阪神本線の住吉(Sumiyoshi)駅から歩いて約5分です。→ 白鶴の蔵

3位 久保田(Kubota)

新潟県長岡市(Nagaoka)の朝日酒造(Asahi-Shuzo)が、1985年に出した銘柄です。英語では「Kubota Manju(萬寿)」「Kubota Senju(千寿)」の商品名でも検索されています。

蔵では、予約なしで参加できる無料の20分の見学があります。案内は日本語のみです(2026年9月30日確認)。JR長岡駅とJR新潟駅の駅ビルにも直営店があります。→ 久保田と朝日酒造

4位 松竹梅白壁蔵「澪」(Mio)

宝酒造(Takara Shuzo)が、神戸の灘(Nada)にある松竹梅白壁蔵(Shirakabegura)でつくる発泡性の日本酒です。アルコール分は5%です。300mlの瓶の参考小売価格は585円(税抜。2026年10月6日確認)です。→ 松竹梅白壁蔵

「松竹梅(Sho Chiku Bai)」の名前だけの検索は数えていません。アメリカでは、この名前の主力の商品が、カリフォルニア州の Takara Sake USA でつくられているためです。

5位 八海山(Hakkaisan)

新潟県南魚沼市(Minamiuonuma)の八海醸造(Hakkaisan Brewery)の銘柄です。英語の検索には、雪で冷やす貯蔵庫「雪室(yukimuro)」で3年寝かせた商品も出てきます。

蔵見学はふだん行っていません。蔵のそばの「魚沼の里」では、食事と買い物ができ、雪室の見学ツアー(有料・日本語のみ)もあります(2026年9月30日確認)。→ 八海山と八海醸造

6位 酔鯨(Suigei)

高知県高知市の酔鯨酒造(Suigei Brewing)の銘柄です。名前は、日本酒を好んだ土佐(Tosa、いまの高知県)の藩主・山内容堂が、自分を「鯨海酔侯(鯨のいる海の酔っぱらいの殿様)」と名乗ったことに由来します。英語の検索には「Drunken Whale」という言い方も出てきます。

土佐市の土佐蔵では、予約制の蔵見学があります。所要時間は50分、参加費は1,000円で、試飲が2杯付きます。火曜日は行っていません。日本酒の仕込みは10月から5月までです(2026年9月30日確認)。JR高知駅から車で約40分です。→ 酔鯨の蔵

7位 大関(Ozeki)

兵庫県西宮市(Nishinomiya)の大関(Ozeki)の銘柄で、1711年に創業しました。1964年に、カップに入った日本酒「ワンカップ大関(One Cup Ozeki)」を出しています。英語では「辛丹波(Karatamba)」などの商品名も検索されています。アメリカの工場でつくる「Ozeki Dry」などの検索は数えていません。

本社のそばのブランドショップ「甘辛の関寿庵」の敷地に、仕込み場がガラス張りの小さな蔵「魁蔵(Sakigake-gura)」があります。見学できる時間は10:00〜18:00で、水曜日は休みです(2026年9月30日確認)。阪神電車の今津(Imazu)駅から歩いて行けます。→ 大関の蔵

8位 菊正宗(Kiku-Masamune)

神戸市東灘区の菊正宗酒造(Kiku-Masamune Sake Brewing)の銘柄です。酒母(shubo、発酵のもとになる酵母を育てたもの)を、手作業で約4週間かけてつくる昔の方法「生酛(kimoto)」を続けています。

菊正宗酒造記念館は入館無料で、10名未満なら予約はいりません。火曜日が休館日です。阪神本線の魚崎(Uozaki)駅から歩いて約10分です(2026年9月30日確認)。→ 菊正宗の蔵

9位 月桂冠(Gekkeikan)

京都市伏見区(Fushimi)の月桂冠(Gekkeikan Sake Company)の銘柄で、蔵の創業は1637年です。月桂冠の名前や商品名での英語の検索は、合わせると獺祭に近い数になります。ただし、その8割以上は、アメリカの子会社がカリフォルニア州でつくる「Black & Gold」などの商品名でした。表の数字は、純米大吟醸「鳳麟(Horin)」など、日本でつくる商品の検索だけを数えたものです。

伏見の月桂冠大倉記念館は、予約なしでも入館できます(有料)。20歳以上は3種類を試飲できます(2026年9月30日確認)。→ 月桂冠の蔵

10位 李白(Rihaku)

島根県松江市(Matsue)の李白酒造(Rihaku Sake Brewing)の銘柄です。1882年に創業しました。1928年に、松江市出身の元首相・若槻礼次郎(Reijiro Wakatsuki)から、中国・唐の詩人、李白にちなんだ酒名を受けました。英語の検索では、「Wandering Poet」「Dreamy Clouds」という英語の商品名もよく調べられています。

蔵に併設の「李白試飲コーナー」では、無料で試飲ができ、日本酒を買うこともできます。営業は平日8:30〜18:00、土日祝日10:00〜17:00で、休みは1月1日〜3日です(臨時休業あり。2026年9月30日確認)。JR松江駅からバスに乗り、「石橋町」で降りて歩いて約3分です。→ 李白の蔵

日本で探すとき

海外での商品名と、日本のラベルの名前が違うことがあります。店では、この記事の漢字の銘柄名を見せてください。

営業日や見学の受け入れは変わることがあります。訪ねる前に蔵の公式情報をご確認ください。

海外へ持ち帰る場合:100mlを超える瓶は、保安検査前の手荷物には入れられません。預け入れ荷物にするか、保安検査後の免税店でお求めください。乗り継ぎがある場合と、到着する国の持ち込み上限は事前にご確認ください。→ 旅のヒント